このレポートは、暮井が行った
パイプカット手術に関する体験レポートです。

パイプカット手術とは、
男性の睾丸から伸びる精管という精子が通る管を切断することで、
ほぼ永久的に男性の生殖能力を無くしてしまう避妊手術のことです。
(詳しくは、医療機関のサイト等を参照下さい)

生殖器にメスを入れ、そして元には戻せないという、
男性にとってはあまり実施したくない避妊方法になりますので、
今後、パイプカットをお考えのご夫婦に参考になればと、
ここに体験談を掲載します。

本サイトの趣旨とは異なる内容である事と、
夫婦の性生活に関連する内容になりますので、
既婚者の方以外には、閲覧を推奨していません。
(あくまで推奨しないだけで、禁止とまでは言いません)

興味の無い方や不快感を感じそうな方は、
閲覧をご遠慮下さい。



■ 2010年4月24日 [事前検診]
■ 2010年5月15日 [手術当日]
■ 2010年5月16日 [手術翌日]
■ 2010年5月17日 [手術から2日目]
■ 2010年5月18日 [手術から3日目]
■ 2010年5月19日 [手術から4日目]
■ 2010年5月20日 [手術から5日目]
■ 2010年5月22日 [手術から7日目]
■ 2010年5月31日 [手術から16日目]
■ 2010年6月 4日 [手術から20日目]
■ 2010年6月17日 [精液検査]
■ 2010年7月24日 [再精液検査]
■ 2010年7月31日 [恐怖の再手術]
■ 2010年8月 2日 [経過確認]
■ 2010年8月 3日 [再手術から3日目]
■ 2010年8月 7日 [再手術から7日目]
■ 2010年8月12日 [絶叫マシン]
■ 2010年8月20日 [再手術から20日目]
■ 2010年8月30日 [最終回]



2010年4月24日 [事前検診]

「種をまかないと目が出ない」と一緒で、
「ヤりたくなったから急に手術」と言っても無理である。

グダグダしていても仕方が無いので、
ネットで調べたパイプカットが出来る泌尿器科へ行くことにする。
どこの病院も混むので、土曜日の朝一に受付開始と同時に滑り込むことに。

車で病院に向かう道中、
あまりの恐怖に自分がどこを走っているのかわからなくなり、
心臓はバクバクしっぱなしだ…

そして、追い討ちの様に、病院の駐車場はわかりにくく、
暮井は、病院の周りを車でぐるぐる周り続けた…

ようやく駐車場を見つけて、病院へ滑り込むと2番目の受付だった。
来院理由の用紙に「パイプカットの相談」と書いて、保険証と共に受付へ。
しばらく待たされると思ったので、携帯でアニメ鑑賞。
30分ほど待ったところで、名前を呼ばれ、診察室へ赴く。

診察室ではまず、
「パイプカットについてネットか何かで調査してきたか?」
と聞かれたので、「はい」と答えた。

そして次にネットで読んだ通り、
「一度やったら、元に戻すことは極めて不可能だ」という説明を受ける。
(絶対不可能だとはどこも言わない)

加えて、総合病院ではこのパイプカット手術は、してもらえないらしい。
(実施しているのは、個人病院のみ)
手術した場合、保健所への届出をします。
とも言われたが、特に届けられてどうなるものでもないので、
軽く、聞き流す。

そして、予想もしなかった次の一言が暮井をどん底に突き落とす。

先生「手術、ものすごい痛いよ」
エェェェェエエェェェ―――――(;゚д゚)―――――。

ネットでは麻酔の際にチクっとする程度だと書いてあったのに!

どうやら、切除する精管が袋の奥にある為、
それを引っ張り出す時が痛いとのこと。
袋とかは麻酔をするので、切除するのは痛くはないが、
精管の神経は背骨の方まで伸びているので、
精管を引き出す時の痛みまでは防げないらしい。

これをなんとかするには、下半身すべてを麻酔することになり、
すると日帰りができなくなるので、下半身麻酔はしないとのこと。

この精管引っ張り出しの時の痛みを熱く語る先生…。
中にはひっぱった瞬間、気絶した人もいるという。

暮井は完全に顔から血の気が引いた状態で、
なんつうか、自分の心臓の音しか聞こえない。

後述するが、この精管を引っ張り出すのよりも麻酔のが痛かった。
精管の引き出しはズバリ「痛い」と言う感覚とは少し違う。
擬似的に体験しようと思うなら、自分の股間の玉を手で握ってみると良いです。
だんだん強く握っていくと、わき腹のあたりが痛くなってくると思いますが、
その痛み、そのまんまです。

患者さんの中には、このわき腹の痛みが耐えられないと言う人が多いらしく、
先生は、大げさに言ったみたいだが、
暮井は麻酔等の直接刺すとか切る痛みの方が痛いと思う。

暮井がショックを受けているのがわかったのか、
「ぜんぜん痛くないって言う人もいるから、人によるけどね…」
とフォローを入れる先生。

どっちなんじゃい!
この時点では、暮井が超絶痛い目に合う体質かどうか、完全否定はできない…。

そして、再び、手術後は元に戻らない事を話し出す先生。
しかし、暮井的には、元に戻る戻らんかより、痛いかどうかのが気になるのだ。

暮井がしどろもどろしているのを見かねてか、
「触って見ればわかるからちょっと横になって」と先生。

ズボンを下ろして診察台に横になる。
袋の足の付け根あたりを指でもごもごして精管を探す先生。
太くてやわらかい精管なら、痛みは無いという。
(引き出しやすいから)

まず、先生が右の精管を見つけて、
「あ、こっちはすぐ探せるね、たぶん大丈夫」と楽勝ムード。
次に左。
先生がしばらくもごもご袋を触っている…。
もごもごもごもご…
「こっちは、難しいな…ん、コレ?…か?」
といった具合で、右は大丈夫だけど、左はちょっと大きめに
袋を切開しないといけないかもしれない、とのこと。

でも、大きめに切ったら精管を引き出しやすくなるから、
逆に痛みは無いとなだめられた。
痛くないなら、思いっきりかっさばいてください!
と心の底から思いました。

余りに暮井が手術の痛みについて聞くので、先生も少し脅し過ぎたと思ったのか、
「まぁ、気絶するのは、特殊な例だけども…
最初に痛いって言われて、実際は痛く無い方がいいでしょ?」
と最後の方は先生もちょっと弱気になってたw

とにかく、キャンセルは後でも出来ると思い、手術の予約をしてその日は終了。
ただ、5月の連休を挟むので、手術は連休明け、3週間後の土曜日となりました。
この長期間、見えないプレッシャーに耐えられるのか…。


2010年5月15日 [手術当日]

手術後、無事に家まで帰れるかどうか分からなかったので、
行き帰りを嫁に送り迎えしてもらう予定が、
子供の塾の関係で、送り迎えが不可能に(涙)。

自分で車を運転し、行き帰りすることになりました…。
帰り大丈夫だろうか…?

手術当日と次の日はシャワーも駄目と言うことなので、
病院前にシャワーだけ浴びていく。

手術には、
「2度と元に戻らないけど文句言いません」
という内容の誓約書が必要なので、
嫁に書いてもらった誓約書と自分の分の誓約書を持って病院へ出発。
嫁、今は平成22年なのに平成11年と書いてある…orz

病院までは、車で30分くらい。
渋滞とか事故とか何の問題も無く、予定通り、30分くらいで病院に着く。
これはもうやってしまえという神の啓示か…。

事前の検診から手術まで時間があったので、
その間、ネットでパイプカットの記事を読みまくった。
そのせいか、精神的には大分慣れて、心臓はそんなにバクバクはしなかった。
逆に、これで中出しし放題じゃん?と前向きに考えることにしたが、
手術中に前向きに考えすぎて勃起しても困るな…とも考えてみる…

もうこの段階だと、ここで逃げたら、手術怖さに逃亡したチキン野郎
という枷を付けて、一生過ごすのか…それは…ちょっとねぇ…
という、チキン野郎回避という理由以外に自分を支えるものは何も無かったです。

家を出るのをちょっとのんびりしたので、
約束の13:00ピッタリに滑り込み。

病院の自動ドアをくぐると、いきなり手術着の看護婦さんとばったり。
外来の時間では無いので、待合室の電気が消えてて、
他の患者さんは誰もいない…ちょっと怖い…

受付に診察券を渡すと、まず検温から…
37.0度…ちょい高目…
こっちは落ち着いているとは言え、
通常の精神状態ではないのだ、何が出てもおかしくは無い…

検温が終わると、先ほどの手術着の看護婦さんが登場。
誓約書を2枚渡すと、奥の手術室に案内された。

そこで、上はシャツだけで、他は全部脱ぎ、
バスローブみたいなものに着替える。
(当然、パンツは履きません)

そして、手術室の中へ入り、「ベッドに仰向けになってください」、と看護婦さん。
十字の形の台なので、ベッドと言うよりは、張付け台に近い…

仰向けに転がると、まず、心電図と血圧計を装着。
…心電図に何かが起こる様な事が…あるって事!?

そして先生登場。
手術室の向こうの手洗い場で手を洗っている…おお、ドラマとかと一緒だ。

先生「こんにちはー」
暮井「よろしくお願いしますぅー」
軽く挨拶をして手術開始。

ネットには、患部が見えない様にカーテンみたいなのを組むとあったが、
そんなものはまったく在りませんでした。

まず、仰向けに寝て、チンコは上向き。
その上に緑のシートを重ねて行くだけ。
ある程度重ねた所で、どうやら手術開始らしい。

まずは消毒。
予防接種の時みたいに切開する箇所にガーゼでポンポンと…言うわけではなく、
消毒液がたっぶり染みたどでかいガーゼでチンコ一帯をばしゃばしゃばしゃー。
つつつ、つめてぇー。
もう、液ぶっかけてんのと同じ。

そしてついに本番、まずは右から。
事前の検診で、あまり痛く無いと言われていた方だ。

先生が手でもごもごと触って精管の位置を確認。
先生「ここは痛いから、痛み止めするねー」
?麻酔じゃなくて、痛み止め?やっぱりなぁ…いきなり針刺したら痛いもんなぁ。
たぶん麻酔する前に塗り薬かなんかで麻痺させて…

プスっ、いたたたたた。
やっぱり麻酔でした。

痛みはまぁ歯医者の麻酔みたいなくらいかな?
最初チクッとするくらいで、後は息くらい止めてれば、
そんなに痛くない(少しは痛い)。

具体的に自分の目で見た訳では無いが、
玉自体に注射針を刺している訳ではないです(たぶん)。
なので、皆さん、そんなにビビらない様に。

麻酔を1本、2本…何本さすのか、見えないからわかんない…
結局、麻酔は、2本で終了。

ネットにはここから、麻酔が効くまで2、3分待つと書いてあったが、
先生「じゃぁ、切るよー、痛かったら言ってね」
即切開!?
痛いと言った時には、すでに「痛い」後なんだよ!
と思いつつも、手術は進行。

節々で先生が「今、大丈夫?」と聞いてきますが、特に痛くは無い。
手術中は、麻酔で感覚が無いので、
チン毛をつんつん引っ張られている感じがずっと続く。
精管を取り出すのに、いくつもの膜を切らないといけないらしく、
先生はコマめにメスを動かして、暮井の右と左をくるくる往復していた。
途中、精管を引っ張り出す時に、違和感がするとネットに書かれていたが、
玉をつかんでぎゅっと握ると、わき腹の少し下が痛くなるあの感覚です。
(経験無い人は、玉を指でつまんでそっと握って見ると良いです)

そうこうしていると、長い糸を通している様な感覚がしたので、
「ああ、今縛ってるんだな…」と思いながらも、特に何も無く手術は進行。
最後、先生が「ちょっと痛いよ」と言うと、ペンチでつねられた様な痛みが…
「あ、痛っ」
1cmくらいの傷だから、縫うとかはしないとの事。
傷口をペンチ(状の道具)で強く圧着するから少し痛いとの事でした。
ラジオペンチで皮膚つねった感じです。
麻酔が効いているので、そんなに痛くは無いが、
逆に、麻酔が効いているのに少し痛い…なんで?

15分程度で片方が終了。合計30分程度とネットに書かれていたので、
まぁ標準ペース?

しかし、術中、進行具合がまったくわからないので、
何時来るか分からない痛みに備える為、両足は力みっぱなし。
(両足が軽く宙に浮いた状態で寝ているとお考え下さい)

次は左。
事前の検診で、精管が細いので、痛いと思うと言われた方。
再度、消毒後、先生が精管を探してつまむと…
暮井「あががががががががが」
痛くは無い。痛くは無いが、ネットに書かれていた通り、形容できない。
玉をつまむというより、わしづかみにされている感じ。
玉は大丈夫だが、わき腹が痛い。
ちょうどマラソン途中にわき腹が痛くなるあの感じ。
左右でこんなに痛さが違うのか…。
と思いつつも、麻酔。
暮井「いてぇぇぇぇぇぇぇぇ」
右の時は、チクっですんだのに、左はすごくいてぇー。
そして、2本目の麻酔。これもいてぇー。
息止めて、「いたたたたたた」と声出して、なんとか痛みを緩和。
そして次の瞬間、3本目の麻酔?ナイフの先を押し付けられた様な痛みが!
これは、過去最高!
暮井「いたぁぁぁぁ、これ、いったぁぁぁぁぁ」(事実に忠実にセリフ書いてます)
先生「あ、麻酔効く前に切っちゃった」
だから、切り始めるの早いっつーの!
左は麻酔が効きだすのが遅いようだ。
だから、麻酔時も痛かったのか?

その後は、右の時と同じく特に何もなく手術が進行。
途中精管を引っ張り出す時に、若干わき腹が痛かったが、
麻酔前につままれてた時よりは、マシでした。
先生曰く、今後これ以上の痛さは発生しないとのこと。
なので、残りは(それなりに)リラックスしてました。
ただ、左側はやはり苦戦するらしく、左側開始から15分経過時に先生が、
「もうすぐ終わりですよー」と言ったのに、終わったのはさらに15分後だった。

左側も終了時に傷口を圧着する為、ペンチでぎゅーっとされた。
これが、今日2番目に痛かった…麻酔しているのになんで?

縫わない場合、傷口に絆創膏を貼っておしまいとネットで読んでいましたが、
でっかいガーゼをテープで固定して終了。
パンツ履くとオムツみたいになる…。

結局かかった時間は、右側15分、左側30分で計45分。
病院に着いたのが13:00、病院を出たのが14:20だった。

事前に言われていた通り、本日と翌日はシャワーも避けて、
3日目からシャワーOK、5日後から入浴OKとのこと。

1ヶ月後に精液検査して、精子がゼロならそこから避妊は不要とのことで、
3日分の薬と精液検査用のシャーレをもらって病院をあとにした。

自分で車を運転して帰らないといけないので、
麻酔が効いている内に帰らないと何が起こるかわからない…。

車の運転席に座ると傷口がちょっとつっぱる感じがして不安でしたが、
ちょっと姿勢を工夫すれば運転は特に問題なかったです。
股にでっかいスポンジ挟んで運転しているのと同じ感じ。

とにかく麻酔が切れたら、 「玉が上がっている感じが続く」と先生は言っていましたが、
玉が上がったことないので、それがどんなのかわかんないです。

家に着くと動かない様に布団で寝転んで漫画読んでました。
ガーゼがあるとトイレに行けないので、嫁に相談すると、
ガーゼ外して、生理用のナプキンを装着してくれました。
これが結構安定していて良い感じです。
(ブリーフというかボクサータイプでないと装着できません、一応)



2010年5月16日 [手術翌日]

日曜日なので、朝からゆっくり。
麻酔が何時切れたかわかりませんが、不安なくらい痛みがありません。
玉が上がった感じとやらもさっぱり…。

座っているとたまにわき腹が少し痛くなりますが、姿勢を少し変えると、
すぐに収まるレベルです。

出血はそんなに無く、最初のガーゼに付いていた血も軽い鼻血程度。
ナプキンに変えてからは、擦り傷程度の血くらいしか付いていません。
家の中を歩き回る程度ならなんら問題なく、今すぐ本番も出来そうなくらいです。

余りに痛みが無く不安なので、嫁に傷口を確認してもらいました。
切った部分がかさぶたになっていて特に他は異常無しとのこと。



2010年5月17日 [手術から2日目]

1つミスを犯したことが判明。

手術前に精液が出なくなるまで抜いておくべきでした…。
医者には何時まで射精不可能なのか聞いてこなかったのですが、
少なくとも傷が治るくらいまでは、処理できない。

なまじっか痛みが無いので余計ムラムラする。
そして、もう手術が終わっているので、
精液検査さえパスしてしまえば、
10年ぶりに中出しOKになると思うと
さらにムラムラします!(`・ω・´)キリッ



2010年5月18日 [手術から3日目]

今日から会社へ出勤。

昨日に引き続き、痛みはほとんど無い。
たまに玉自体やわき腹に違和感を感じる程度。
(違和感だから、痛いわけでは無い)
気になるのは、違和感の場所が毎回違う点だ…。

トイレに行った際に、
立って小をするとズボンのチャック部分が、
患部を直撃することが判明。

しかたないので会社でも座って小をする破目に。

シャワーは今日で2回目。
まだ患部に水がかかると怖いので、
頭をそっと洗う程度しかできない。



2010年5月19日 [手術から4日目]

トイレで傷口を確認。
嫁の言う通り、内出血している様な跡が左右にあった。
イメージと違ったのは、左右で場所が違う(左右対称の位置に無い)。
右は竿の根元、左は竿と玉の中間地点(袋の真ん中)だった。
だから、手術時に左右で痛さが違ったのか?

日中行動している中であることに気づく。
玉がブラブラしてる…。
精管を切断したからか、左右の玉が支えを失って
ブラブラしている様な気がする。
以前は無かったことだが、
歩いていると玉がブラブラしてふとももに当たる…。
夏だからふやけてるだけ?

ついに耐え切れずに手術後初(自己)発射しました。
と、言っても初発射は、手術前に溜まっていた分が発射されるだけなので、
今までと変わりません。
ただし、溜めていたので、すげぇ濃い…もうこれ、液体じゃねぇな…ゼリー状?
特に発射したからと言って、玉が腫れたり痛くなったりはしませんでした。
(逆にすっきりして良かった)

なので、傷口を気にしていれば、特に自己発射は問題ないかと思います。
(´ー`)ノスキッ

大体、手術前生産分の精子を使い切るには、10回分の発射が必要らしい。
楽勝だよ…10回くらい…

[今回の検証結果] 術後4日目でオナニーしても大丈夫。



2010年5月20日 [手術から5日目]

右の手術跡のかさぶたが無事にはがれた。
左のかさぶたは、太ももとこすれる位置にあるのか、
まだはがれる兆しが無い。

右の手術跡は、傷は完全にふさがっているが、
傷跡と触ると少し痛い。
内部の傷がまだ治ってないからだろうか…。

本当は本日から入浴OKなのだが、まだ怖いのでシャワーですます。



2010年5月22日 [手術から7日目]

今日はゴルフ。
ネットには、激しい運動は1週間控えて下さい。
と書いてあったので、ギリギリOK?

周りには、カットした事を言ってないので、
バレる訳にはいかない…。

夏日だったので、お尻の辺りに汗を書くのですが、
汗でお尻が濡れているのか、流血して濡れているのかわからないので、
死ぬほど不安。

プレイ中はさして問題は無かったが、
昼食時に椅子に座っていると、玉がきゅーんとする時がある。

あと、本日始めて湯船につかりました(ゴルフ場で)。
チンコあたりをタオルでごしごしするのは、抵抗あるけど、
湯船につかったり、体を洗うのはまったく問題ありません。

[今回の検証結果] 術後7日目でゴルフしても大丈夫。



2010年5月31日 [手術から16日目]

ようやく、残っていた右のかさぶたが剥がれました。
もう右はどこを手術したのかさっぱりわかりませんが、
精管を折り畳んだ跡なのか、
袋の途中にポコっと出っ張っている箇所があります。

左は早くからかさぶたは剥がれていたのですが、
手術跡が内出血しているのか、ドス黒くなっています。

かさぶたは剥がれていますが、袋の皮が引っ張られると、
内部がまだ痛いです。

ただ、足を組める様にはなりました!



2010年6月4日 [手術から20日目]

左の手術跡を引っ張ると、まだ痛いですが、
玉を手でもみもみしても特に違和感が無くなりました。

座っていると玉にきゅーんとくるあの違和感も
まったく感じなくなりました。

そして本日大発見。
玉をぎゅっと握ると、わき腹の辺りが痛くなるあの現象ですが、
なんと手術後は、発生しないことが判りました!

今はどんなに玉をぎゅっと握っても、どこもまったく痛くありません。
逆につぶれるまで痛みを感じなさそうなので、
限界にはチャレンジしていませんが…

手術後は精液が薄くなるとかにおいが薄れるとかネットで見たのですが、
暮井の場合、今の所そんな変化は見られません…。

今週末精液検査に行ってきます。



2010年6月17日 [精液検査]

待ちに待った精液検査です。

この検査で精子数がゼロであることが確認されれば、
無事手術成功となり、晴れて中出しOKとなります。
手術後に渡された円形のシャーレにひとだしして、朝一から病院へ…

病院に着くと、受付でシャーレを渡してしばし待機…
そして数分後、名前を呼ばれて診察室へ…すると…
「まだ残ってますね…」と先生。

今日から中だしOKだと期待度MAXでいたので、結構ショック…

検査の書類を見せられて、20と書いてある数値を指差される(精子数?)。
20まで減っていれば、臨床上この数値で妊娠はありえないが、
1匹でも精子が残っている以上、確率的には妊娠がありえるので、
OKは出せないとのこと。

その後、顕微鏡も見せてもらいました。
確かに1、2匹ぴょこぴょこと泳いでいますw

あと1ヶ月おけば確実だろうから、あと1ヶ月後にまた来てくれと言われ、
まさかの追加1ヶ月おあずけコースに(涙)!



2010年7月24日 [再精液検査]

ということで、2回目の精液検査です。

実は飲み会直後の徹夜でフラフラなのですが、
今晩から生OKだと思うとテンションも上がります。

前回同様、丸いシャーレにひとだしして、朝一から病院へ…。
今日も猛暑。

受付でシャーレを渡して待つこと数分、ここまでは前回と同じ流れ。
名前を呼ばれて診察室へ…しかしここからが悪夢の始まりでした…

「減ってないんですわ…」

へ???
一瞬、状況がよくわからなくなる。

1ヶ月おいたのに前回から精子数が減っていないと言うのだ。
つまり、前回居た精子君達は生き残っていた訳ではなくて、
新しく生産された精子が漏れ出ていたのだ!
おかしいと思った!だって、検査までに20回以上オナニーしたものw

ここからがまた地獄の様な会話になり、悪夢再びです。
精子数がゼロであることを確認しないと、
中出しOKの許可は出せないとのこと。

手術費用の追加は要らないので、再手術をするかどうかを聞かれた。
当然、中途半端では終われないので再手術するしかないが、
突然言われても心の準備が…w

で、僕が即答できずにキョドキョドしていると、
「ちょっと横になってくれる?」と言われたので、診察台に寝る。
先生が左右の精管をもごもご触る…。
左側に血管にしては太い管があり、これが生き残っている3本目の精管らしい。

とりあえずもう再手術するしかないので、一応、再手術の説明を聞く。
一度失敗している事から、再手術は、手探りではなく、
大きめに切開して、袋内の全ての管を目視するとのこと。
前回の手術よりも大きく(3cmくらい)切開するので、縫うことになる。
縫合には、自然溶解する糸を使用するので、
前回同様、手術後の通院は要らないと言う事でした。

お盆休みが重なるとまた手術が遅れるので、
次の週の土曜日に手術の予約を入れて帰りました…。

怖いけど…ここまでして、結局中出し禁止なら、切られた玉も報われません!
もう…後戻りはできないっ(`・ω・´)



2010年7月31日 [恐怖の再手術]

さて、再手術の日がやってきました。
車で病院へ向かいます。

すでに1回手術済みなので、
特にドキドキはしませんでした。
すでに主たる精管は切れているからか、
現在は玉を強く握っても痛くもなんとも無いので、
これ以上はいじくられても痛みは感じないだろうな…
と勝手な想像してました。

病院にちょっと遅れて到着、到着するとすぐ手術室へ。
前回とまったく同じノリで着替えて、手術台へ寝転ぶ。

そして、先生到着…
…!?…あれ?おかしいぞ。先生以外の人がいる!

手術の準備をしている所を見ると通りがかっただけじゃないな…
ということは今回の手術は2人がかり!?結構派手にやるのか!?

かなり怖かったので、一応聞いてみた。
「前回の手術よりも痛いですか?」
すると、今回は大きめに切開するので、
前回みたいに無理に精管は引っ張り出さない。
なので、痛くは無いよ。とのこと。予想通り。
この前の触診で原因は左側だと言う事だったので、もひとつ聞いてみた。
「ちなみに手術するのは左側だけですか?」
いや、一応両側切開して目視で全部確認するよ。
(;゚Д゚)ギャー。

そして手術開始。まずは問題の左側から。
麻酔を数回、チクチク。特に痛く無い。
手術進行中は全然感覚が無く、精管も引っ張られないので、
確かに痛く無い。
前回と違うのは、電気メスを使用しているので、
パチパチと焦げた音がすることと、
かなり奥まで切開してから、再度麻酔して、またさらに切開しているので、
玉が千切れそうで怖かった…。
前回カットした場所も、追加で焼いておくとのこと。

縫合の時も麻酔がばっちり効いているので、前回みたいに痛くは無い。

途中、医師2人で「これ精管だよな…うん間違いない」と確認し合ってるw

左がなんなく終り、次は右側。
ところがこっちは結構痛かった…orz
まず麻酔。3回ほどチクチク刺した後、先生がメスでつつくと…痛い…
「痛いです」と申告して、追加で麻酔。
これが奥まで針さされていたーい。

そして麻酔が効いて切開開始…
最初は左側同様に触られている感覚が無かったが、
段々感覚がある様になってきて、その内、チクチクと痛みが…
怖かったので痛いと申告、追加で麻酔。

その後は痛くは無いのだが、突然激痛が走ったらどうしよう
という心配でずっとドキドキしてたw

縫合中もちょっとチクチクして痛かったが、とりあえず両側終了。
今回は縫っているので、ガーゼを当てるだけじゃなくて、
絆創膏みたいなのをガチガチに貼られて、逆に安定感がある。

片側大体50分くらいなので、1回目の倍以上の時間がかかっています。
15:30に病院に到着し、即手術、終わったのは17:50でした。

手術内容は以下。
・左側、前回切除した精管を再度焼き切る
・左側に残っていた精管1本を切除
・右側、前回切除した精管を再度焼き切る

今日が土曜日なので、月曜日に再度経過確認の為に通院してほしいと言うのと、
シャワーは月曜日からと注意事項を聞いて即帰宅。

術後は、麻酔が効きまくっているせいか前回よりも安定しています。
何事も無く家に帰り、明日から2日間安静にします。



2010年8月 2日 [経過確認]

手術から2日経ちました。
またも特に痛くは無く静かなものです。
ただし、前回と違って、左のわき腹に少し違和感があります。

これは、精管を再度焼き切る時に、睾丸近くを切っている為で、
睾丸近くを切るほど、違和感が残ると先生が言っていました。

経過確認の為に指定時間に病院へ到着。
特に何事も無く、消毒だけで終了でした。

一応、縫っているので、今日以降は毎日軟膏を自分で縫って欲しいと、
軟膏のチューブを渡されました(ゲンタシンです)。
シャワーは今日から可能、湯船につかるのは1週間後の月曜日からと言う事でした。

その日は傷口を濡らさない様に頭だけ洗いました…だって、濡らすの怖いもん。

さて、次の運命の精液検査は、9月1週目です。
次の検査で精子数ゼロにならなければ…どうなるの?…ガクブル。



2010年8月 3日 [再手術から3日目]

例によって、耐え切れずに自家発電w
特に問題無く出ました。
なんか手術後にオナ禁なのは、出すのが問題なんじゃなくて、
傷口に雑菌が付くといけないかららしい。

縫った傷口をまじまじと見ましたが…
フランケンのあの傷みたいになってる…

[今回の検証結果] 術後3日目でオナニーしても大丈夫(記録更新)。


2010年8月11日 [再手術から11日目]

本日、初入浴です。
先生は9日目からOKとのことでしたので、
すでに11日目の入浴はやはり問題無し。

本当は2週間は怖いので湯船は避けようと思ったのですが、
夏なので逆にざぶんと入りたい…



2010年8月12日 [絶叫マシン]

お盆休みの旅行で富士急ハイランドへ。
絶叫マシンに乗りまくりましたが、特に問題は無し。

たまに玉がきゅーんとなったり、
相変わらず左わき腹に違和感を覚える時がありますが、
おそらく絶叫マシンが原因ではなくて、
再手術の後遺症みたいなものでしょうね…
特に痛い訳ではないので、問題無いです。

軟膏による消毒は本日からもう塗っていません。
一応何時までとは聞いてなかったし、旅行に持って来なかったし…w



2010年8月20日 [再手術から20日目]

左側の傷口はすでにどこにあるのかわかりません。
右はまだ傷跡にくっきり線が入っています。
右は引っ張るとぱくっと開きそうで怖いくらいの状態ですが、
大丈夫なんでしょうか…

前回、縫わずに行った手術では傷が分からなくなるまで、
2週間という所でしたが、今回は縫っている分治りが遅いです。

今週末に精液検査に行ってきます。
1ヶ月にちょっと足りないですが、
再手術前にすでに妊娠不可能なくらい減っていたので、
1ヶ月空けなくてもいけるはず…

ほぼ毎日自家発電してますからw



2010年8月30日 [最終回]

ついにこのレポートも最終回です。

午前中、午後からの診察の予約をし、
16時くらいに検査用のシャーレにひと出しして病院へ。

いつもどおり、受付で精液入りのシャーレを提出して、
待合室で待ちます…この流れ、もう何回目かw

そして、名前を呼ばれて診察室へ移動。
緊張の瞬間です。

ここでまだ残留精子があった場合…玉ごと落とすしかないの?
という考えが頭から離れません。
再手術の為に玉袋の中身は焼け野原みたいになっていると思うので、
これ以上は精神が持ちません(涙

診察室へ入り椅子に座ると、
先生がこっちを向いて「もう大丈夫ですよ」の一言。
特に感動の涙とかは出ませんがねw

一応、測定器のモニターも見せてもらいましたが、
モニターにはもうあのおたまじゃくし君はまったく居ません。
死骸も確認できないので、完全に居ませんよ。と先生。

ついに長かった手術生活ともオサラバですノシ
5月に手術をしてから、終了までに3ヶ月以上かかりました。

実際に手術をしてみた感想は、
「親知らず抜くよりは若干楽」程度でしたが、
男性としてはまさに急所ですし、
元には戻せないと言う点でも敷居が高い手術だと思います。

女性の体は機能が複雑で例えどんな避妊方法でも、
体に負担がかかると思います。
男性として、女性に負担を押し付けない避妊方法として、
パイプカットは唯一の方法だと僕も強く思います。

もし、配偶者の方と話し合いが済んでいるのに
決心がつけられない方がいらっしゃいましたら、
少しでも手術前の恐怖を減らすお役に立てればという願いを込めて。

それではノシ